鞍護大明神 (西町)
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※筑後国里人談二十四話
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有馬の殿様が丹波からこん筑後さん移らっしゃる時、馬具ば造る鞍職人がついてきてずーつと住みつ
いたげなけ、其処ば鞍打ちいつからか言うごつなったげな.文政ち言うけ百七十年ばっかり前、こん村
に悪か病気の流行って、どげん願、祈祷ばしてん良うなるよりかひどなって余所ん村まで拡がるもんぢ
やけト者に来てもろうて占(ウラ)のうたら、昔居った鞍作職人の崇ぢゃから敬うたなら病気も治まっ
てくるぢゃろうち卦の出たげな。そっで鞍護大明神ちして祭ったら病気も治まったち言う話。
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鞍打 (西町)
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※市誌上307
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有馬の殿様が丹波から筑後に来らっしゃる時、一諸について来た鞍造り職人どんが居ったけ、自然と
鞍打ち言うごつなったげな。又、クラちゃ呉(クレ)の訛りで中国の呉服ち言うこつで呉服を織る者ど
んが住んどるウチば、ひっつめちクレウチクラウチ→鞍打になったっぢゃなかろかちも言われとる。
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