第八番  清影山  如意輪寺  真言宗
小郡市横隈1728

0942-75-5294

    
 如意輪寺は天平年間巳の年、孝謙天皇の勅願により、高僧行基が開いたお寺であると伝えられている。本尊は全国でも珍しい立像の如意輪観音で、行基が勅を奉じて一刀三礼を以て刻んだ希有の名作、県の重要文化財に指定されている。
 如意輪寺は古来、朝廷の尊崇も厚く、末寺七ヶ寺と多く寺領をもち、門前下馬の寺格を有する名刹だったが、天正十四年七月の島津侵攻の際に兵火にかかり、一時は廃寺となるが、その後、由緒ある名刹の退転を惜しんだ久留米藩主有馬忠頼によって伽藍が建てられ、また松崎伊予守も祈祷所として崇拝するようになり再興をはたした。
ご詠歌  救わんと 誓いのごとく こころへよ たえずにめぐる のりのくるまじ
山 門 案内板
釈迦如来 祭壇
本 堂
慈愛漢音 七福神
 大護摩厳修 別名かえる寺と呼ばれ、かえるの置物が多くある


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