甘木・朝倉歴史散歩  〜時を歩く旅ガイド〜

甘木朝倉広域観光事業団発行パンフレットより転載
版画:佐野 至氏作(甘木市在住)

たゆとう時を求めて

甘木・朝倉地方の風景は優しさに満ちています。
どこまでも続く豊かな田園、たわわに実る果実。
大らかにうねり、ゆったりと流れる筑後川。大河に注ぐ、幾筋かの美しい川。
民陶の里小石原や、小京都秋月をふところに抱く山々と、万葉の歌の舞台にふさわしい高原。
そして、大平野の中の鎮守の森・・・。


優しい風景を、ある人は、さりげない風景だとも表現します。
そして、そのさりげなさは、さりげないからこそ、じつは奥深い魅力を秘めている。
その魅力の原点は、この地の豊かな歴史なのだというのです。
さりげなく、豊かな甘木・朝倉の歴史。
甘木・朝倉の時の流れは、筑後川のゆるやかな流れにも似て、まだまだ、ゆったりとおおらかなのです。
のんびりとこの地をあるいてみれば、鎮守の森や城下町の石垣の影から、
思いがけないほどに奥深い歴史が、時折、顔をのぞかせます。

「時を歩く旅ガイド」 
のんびりとした旅がしたい、ゆらゆらとたゆとう 「時」 に身をまかせてみたいという人に応えて、
ふっと顔をのぞかせている豊かな歴史を追ってみました。

歴史的学問的に正確にいえば・・・なんて、堅苦しい話は抜きにして、
たゆとう 「時」 を歩いてみませんか。 

      目次   甘木・朝倉略年表
            時を歩く旅の地図
            大己貴神社と邪馬台国
            古墳に埋もれた話の発掘
            女帝と皇子の行宮
            熊鷲、そして、万葉の歌
            秋月城下町物語

             英彦山への道
             皿山と宝珠石のある村
            古刹のある風景
            豊穣への挑戦

 

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