|
クリックすると「高良社縁起」へ |
高良大社「社参曼陀羅」へ |
|
-
-
高良大社とゆかりの寺々
高良山は、仏教入山以来1200年に及ぶ永い神仏習合の歴史を持っている。宗派は、始め三輪
宗、のち真言・天台両宗の時代を経て、江戸時代には天台宗の霊場として栄えたが、高良の神
の本地も竜樹菩薩、また勢至菩薩、或いは十一面観音と変遷し、時として毘沙門天と説かれる
こともあった。そして山自体は、蓬華蔵世界の須弥山や、弥勤の浄土である兜率の内院、胎蔵
界曼茶羅の中台八葉院、法華経の聖地霊鷲山などになぞらえられて来た。明治2年(1869)の
廃仏毀釈によって滅び去った仏教文化財は数知れないが、その一部は山を下り、今もゆかりの
寺々にひっそりと息づいている。
-
-
|