雲龍の館の相撲場

大和町は、福岡県南部の筑後平野に位置し、東に矢部川、西に塩塚川が流れ、有明海を臨む総面積２２．７８平方キロメートルの高低差があまりない平坦な町です。町の面積の大半が、７世紀ころから始まったといわれる干拓によって形成されています。有明海の広大な干潟に、寄せては返す潮の作用と、矢部川・塩塚川が運んできた土砂の堆積作用によって、時を重ねるごとに新開地が誕生しました。
町の産業は、市町村単位の生産において日本一を誇るノリ養殖を中心とする漁業と、広大な大和干拓における稲作や、ナス、イチゴ、トマトなどの施設園芸を中心とした複合型農業等が基幹産業です。また、これら特産品を新鮮で安く販売する中島朝市は、江戸時代までさかのぼるほどの歴史があり、現在も朝8時ごろから賑わっています