<日用品の今昔>

火打石と火打ちがね

硬度4漢の石と鉄を打ち合わせることで火花が飛びます。その火花が火口に移ると火種になり点け木を近づけて炎を作ります。

和バサミ

中央をU字型に曲げて、二つの刃が交わるようにした鋏です。形は古墳時代から現代の物まであまり変化していません。



屋根を葺く。
面子 


破片の角を丸く削る。→ 遊びに使う。
矢立


持ち歩き用の硯箱。柄の部分に小さい筆を入れ、ふたつきの墨つぼには墨汁を染み込ませたもぐさを詰めています。おしゃれなものもあったようです。
おもり 


(リサイクル後の名前)
魚を捕る網の重り

(リサイクル後の使い方)
リサイクルするためになべの破片に穴を開ける。
すずり (硯)


リサイクル後の使い方: 文字を書くために墨をする。

リサイクルするために: 裏に返して使う。

灯火器

(リサイクル後の使い方) 明かりとして火を点す。

(リサイクルするために) 容器に油を入れる。
石臼


石臼を上下に重ねて、上の臼を回転させて穀物などを粉にします。上臼の穴に大豆を入れて回すと上臼と下臼の隙間からきな粉が落ちる仕組みになっています。

こうがい、かんざし

江戸時代アクセサリーとして、女性ではかんざしや櫛などの髪飾り、男性ではキセルや印籠などの小物にさまざまな装飾をつけたものが流行しました。さらには衣服に合わせて髪形や化粧を変えたりしています。今日の様子と同じだったことが伺えます。

鬢 盥(びん たらい)

楕円形の形をした容器です。

これは櫛に髪油をつけ易くする為に考えられた形といえます。
昔の筆記用具
昔の丸硯
木簡と刀子
昔と今の斧
ランドセル
開ける、切る、削る
火起こしその1
火起こしその2
学童向けの雑誌
<農機具の今昔>
蓑と笠 (みのとかさ)


 蓑は雨や雪を防ぐために、しゅろなどの木の皮を編んだものです。笠は日差しや雨を除けるために被ります。雨の日でも作業を行う工夫です。

風呂鋤


木製の刃底部に鉄製のすき先をつけた鋤のような農具は弥生時代から続いています。

千歯こき

歯と歯の隙間に稲や支を差し込んで脱穀します。鉄の歯は江戸時代に発明されたようです。

わらじ


藁で編んだ履物でなわひもで足にしっかり固定します。
足踏み水車
足踏み水車


水田に水を送るために人が水車を踏みながら回します。
横に立てた竹ざおにつかまって踏みます。
足踏み脱穀機


足で踏んでドラムを回転させます。表面についた金属で脱穀します。千歯こきよりも能率が上がるため、明治・大正時代に広まりました。
木製の鍬
昔の農機具のコーナー
石器時代の頃の鎌の歯の一部です。
昔の土を掘る道具です。
土を掘る道具の移り変わり
 <台所道具の今昔>
台所道具の移り変わりです。
置きカマド


住居に作りつけたカマドと違い持ち運びが出来るカマドです。注ぎ口に庇がつき、側面に角型の把っ手がついてるのが特徴です。
坏(つき


食べ物をいれる

 瓦を立てて並べる → 溝の側面に使う

昔の食器棚。「みずや」と呼んでました。
その中にはこんな風に茶器がさりげなく置かれてたりします。
茶碗籠


洗った後のご飯茶碗やお皿を伏せておき、水を切ったり、収納や運搬に使う籠です。
買い物篭


イグサで編まれたバッグで、食料の買い物には必ず持っていきました。割烹着に良く似合っていましたね。今では環境にやさしいバックと言えます。

うがい椀

鉄漿(おはぐろ)にする時、五倍子粉(ふしこ)にはタンニンが含まれ、とても苦いのでうがいをします。この椀の特徴は内側に絵付けが見られます。

江戸時代の鏡は銅や鉄製で、鏡台の鏡や合わせ鏡などがあります。

この鏡は懐に入れて持ち歩く携帯用の鏡です。右上に「天下一」の文字が見えます。これは優良品を表す言葉です。

昔の真空管のテレビ

昭和34年、今生天皇のご成婚と、昭和39年の東京オリンピックの時に急速に普及し、当時の三種の神器(冷蔵庫、洗濯機、テレビ)といわれました。
ちゃぶ台 (卓袱台)

使い方: 丸く小さめのテーブルに折り畳みの足がついています。
食事の後は折り畳んで、居間を広くすることもありました。

お櫃 お釜 (羽釜と おひつ)

ご飯を炊くときは羽釜を使っていました。炊けたご飯を木製のお櫃に入れ換えます。保存するための容器だったのです。

柱時計


時計の動力はぜんまいです。
ぜんまいを巻くことは子供が行うお手伝いの一つでもあったようです。
ボーン、ボーンと鳴る低い音が時報です。