ゴールデンウイークに行われる「小さな美術館めぐり」は、 白壁時代から吉井に集められ、蓄えられてきた貴重な コレクションや資料、先人達の遺作や、町内に在住して創 作活動を続けている人々の作品が、町内30ケ所を飾ります。 半径500m以内に「小さな美術館」の8割が集まり、 道は回廊となり、町はまるごと美術館となります。
当初は公民館を作品の発表の場にというのが始まりでした。
その作品の素晴らしさに、自分たちの店先や住まいなどに
展示しようということになり、自流自前で作品展をアレンジする
今のスタイルが生まれました。集まってくる作品と創作を通じた
人の交流が続き、今では開期中2万人の人々が鑑賞に訪れます。
いつ足を運んでも、街角に見るものがつきない吉井の町の
原点ともいえる3日間です。
地図を片手に巡る人々。撮影者の自邸である代々続く仏壇店も、3日間は
写真展会場と姿を変える。