第六章 大城村の郷土史研究資料
郷土大城村の過去のあゆみを探究するためには資料が必要です。資料は遺物や遺跡となって残されていることもありますが、記録や文献として保存されていることもあります。しかしこれらの資料は時の流れとともに消滅したり散佚したりしていく運命にあります。私たちは祖先のあゆみをかえりみ将来の発展のよりどころとしてこうした過去の貴重な資料を郷土の文化財として保存し、将来へ伝えなくてはなりません。これらの資料のありかたを明確にし、今後郷土の研究にこころざす人々の手引きとするために、以下現在村内に保存されている記録文献の一覧表をつくりました。
(一) 赤司宮崎巌氏所蔵 〜 赤司八幡宮関係文書 御井郡総廟赤司八幡宮由緒書(一名豊姫縁起) 赤司八幡宮社記 筑陰河北惣大宮司系図(宮崎氏系図) 八幡宮社殿棟木木札寫
(二) 赤司栄恩寺所蔵 栄恩寺由緒書・赤司城主田中左馬允伝記
(三) 赤司光安祐夫氏所蔵 下作取建帳(弘化三年)・下作見立合扣帳(慶応二年)・元禄筑後古図・地券
(四) 赤司吉野敦氏所蔵 地券・古銭
(五) 稲数光福寺所蔵 光福寺由緒書
(六) 仁王丸井上万吉氏所蔵 原野文書 〜 井上氏祖先原野氏の由緒書
(七) 仁王丸法円寺所蔵 法円寺由緒書
(八) 日比生豊姫神社所蔵 豊姫神社古図・銅剱
(九) 大城小学校所蔵 大城小学校創立沿革史・赤司小学校創立沿革史
(十) 大城村役場所蔵 床島用水溝下関係文書(文政六年より明治二年に至る間)・床島堰関係文書(元文二年)・ 延享水帳(乙丸・大城二村分)・地租改正関係文書(明治八年)・ 土木改正日記(明治十一年)・社寺明細調帳(明治十二年)・ 壬申戸籍(明治九年完成)・田畑反別帳(明治五年)・ 一筆竿入帳(明治八年)・地価取調帳(明治八年)・ 官有地拝借料見立取調帳(明治八年)・基地調帳(明治六年)・ 開墾地一筆限帳・改正字限図・地方名寄帳(明治九年・大城・乙吉・乙丸・赤司四ヶ村分)・ 新規荒地一筆限帳・地誌編輯草稿(明治十年・稲数・仁王丸・塚島・千代島・中島五ヶ村分)・ 大城村会議録(明治二十二年より昭和八年迄)・三井郡告示及訓示訓令綴・ 耕地整理関係文書(明治四十年・南部・西部地区)・陣屋川改修関係文書(明治四十一年)・ 古社寺調書(明治三十九年)・土木取調書(明治十九年)・ 大城村農会関係文書・蚕業組合関係文書
(十一)稲数中垣千吉氏所蔵 「中垣(中)氏系譜」 |