第十二番  補陀山  円通寺  臨済宗
久留米市宮の陣大社

    
 円通寺の観音堂は境内のひだり奥にたっている。お祀りされている観音霊場の本尊、聖観音は行基菩薩の作といわれ、もとは高良山玉垂宮官寺の本尊として安置されていた観音さま。最後の高良山座主となった寂円阿闍梨が明治の廃仏毀釈のとき、この観音像が破壊されようとしたのを嘆き、円通寺に移したもの。
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