第二十五番  大茲山  慧日寺  黄檗宗
大牟田市岩本2589-1

    
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 2005年に開創三百年を迎える慧日寺は、立花藩家老、小野氏の菩提寺である。慧日寺の寺域には、永昌寺という浄土宗の寺院が建っていた。しかし、いつか衰退してその一角に円通庵という観音堂を残すのみとなった。その頃、僧侶が山野を開拓しているとき、一寸八分の観音像を発掘し、その観音堂に安置する。時の藩主は狩りの途中、この話を聞き、それは奇異なことだと、城中に迎え厚く崇拝した。その後、藩主興源院殿が大患の時、福厳寺四世の靈峯禅師が一心に平癒を祈祷したところ全快。藩主は禅師の功を彰し、一寸八分の観音像とともに永昌寺の跡地を与え、慧日寺と号を改めた。宝永二年(1705)のことである。往時はは末寺八ヶ寺を有する大寺として栄えた。
 観音靈場本尊の聖観音は聖徳太子の作と伝えられている仏像である。また本堂の構造は土間造り
いう特色のある建物で、福岡県内に二ヶ所しかない。これは中国建築の様式を伝える貴重な建物として、県の文化財に指定されている。


山門

本堂

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鐘楼

石碑

慈母観音

霊峰禅師項相像
ご詠歌 うばたまの よはの闇路も 明けぬれば 恵みの日にぞ 世を照らしける


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