歴 史 と 文 化
明治
22
年小石原と鼓の
2
つの村が合併し、今日の小石原村が
誕生しま
した。
小石原は、
修験道
が盛んだった昔、筑前方面から山伏が英彦山
へ峰入り
するための重要なポイントでした。現在の地名もこの頃
の地名・越原が転訛したといわれています。江戸時代は、交通の
要衝として、小石原の関、代官屋敷、豊前境に備えて境目奉行な
どが設けられ、参勤交代の脇往還、英彦山参詣の
宿場町
として
おおいに繁栄しました。
修 験 道
小 石 原 宿
『筑前国続風土記』に
"
鼓の滝という滝があるから
"
と地名の起こりが記されている鼓には、
1665(
寛文
5)
年に高取八蔵がこの地に移り住み高取焼の窯を開いたという歴史が残っています。
この高取焼と
1682
(天和
2
)年に小石原中野に開かれた窯の交流によって
小石原焼
は確立するのです。人と技が交差する、そんな歴史を刻んできた小石原には、今なおいにしえのロマンが息づいています。
小石原 窯
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行者堂の周り