位置と地形
小石原村は、福岡県の東部に位置している。福岡県の東部と大分県の北部と接しているところの英彦山の西側にあたる。標高約480m、小石原地区は東西に約10q、鼓地区は南北に約12qあり、ちょうど英字の丁の字形をした総面積約29,370haの小さな山村である。 山林・原野・池沼が総面積の約60%を占めている。山林は、大部分が人工林でスギ・ヒノキなどである。樹齢200〜500年といわれる行者の杉は約10haの中に1000本以上のスギある。 小石原には、自然林もわずかに残っており、植物や動物も種類が多いので生物学的にも面白い。 小石原村は、小石原地区と鼓地区とに分けられる。 英字Tの字の横棒にあたる部分が小石原地区で縦棒にあたる部分が鼓地区である。それぞれ地形的に大きな差異があり、地理学的にも面白い。 小石原地区は、標高約480mの所に、かって湖底であったと思われる盆地になっている 鼓地区は、断層に沿ってできた大肥川が形成した直線的な谷になっている。小石原地区の東方には、標高約1.200mの英彦山があり・皿山・行者の杉からすぐ側に展望できる 小石原地区東部には標高約980mの馬見山があり、英彦山一馬見山一古処山縦走コースとして登山者に愛好されている。南ノ原の南方向に標高約748mの白石山がある。 鼓地区は、東西には、最大でも約4kmの幅しかなくほぼ中央ある谷に大肥川が流れている。
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自然と環境