矢部村大字北矢部字神ノ窟に郷社八女津媛神社がある。祭神は、景行天皇筑紫巡幸の頃、八女東部一帯を治めていた八女津媛神であり、養老三年(七一九)の創建と伝えられている。この地は、古くは水源地として重要視され、中世には修験道の行場としても大切な所であったらしい。