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●所在地
福岡県三井郡大刀洗町大字本郷
●内容
建久元年(1190)筑前高取城主原田種直の子種朝が三原氏を継ぎ三原城に入城しました。このとき筑前筥崎宮に願い出て高良新宮の神霊を分祀し城内に奉り三原城の守護神としました。その後延元3年(1338)城中では兵火にかかる
恐れがあるとして、三原種昭が現在の地に奉祀し、相殿に八幡神、住吉神を合
祀しました。
境内には庚申尊神・猿田彦大神などの石碑や各種の神々も奉られ、現在に至
るまで御原郡の宗廟として、また、この地方の鎮守の宮として尊崇されています。
神門は、入母屋屋根の八脚門で、左右に木像を祀る随神門の形式です。規模
は梁問3間・桁行3間。親柱を太めの丸柱、控えを角柱とし、中央の出入り
口頭上に本蟇股付虹梁を架け渡した簡素な造りの建物です。文化4年(180
7)の建造です。
本殿は、前面に庇を付けて屋根を葺きおろす三間社流造りの形式です。建物
全体は玉石積みの基壇の上に造られ、縁は指肘木で支えています。妻造りは張
出して、出組の上に二重虹梁大瓶束をのせ、装飾豊かな彫刻で仕上げている点
に特徴がみられます。天保14年(1841)の建造です。
大刀洗町内では唯一の神門が残る神社として貴重なものです。
神社ゆかりの年中行事に「獅子追い行事」などがあります。
(説明欄)大刀洗町役場のホームページ |