国境の境石
乙隈境石 (乙隈)筑前と筑後の国境に建てられた境石。
乙隈は筑前国の境にあり、村の出はずれを「境石」という。
この所には境石が2基並んで建てられている。
北側は筑前の国の境石で「従是北筑前国」と南側の筑後の
国の境石には「従是南筑後国」と刻字されている。
当初は境杭であったのを境石に建て替えたもので、境石は
基壇の上に高さ約3メートル、幅約50センチ角の石を据えた
堂々とした境石である。

三国(さんごく)境石 (希みが丘)筑前と筑後と肥前の国境に建てられた境石。
三国境石は、筑前福岡藩・筑後久留米藩・肥前対馬藩
田代領の国境石である。三ヵ国の境界だからさろうか
「何ごとも丸くおだやかに」との願いなのか、円柱形の
花崗岩に各藩領を向いて三方に「三国境石」と彫ってあり、
その文字の真下の台石には三ヵ所四角い穴が掘り込まれ
ている。


探訪表紙 城山公園 松崎宿場 松崎油屋 将軍藤 七夕神社 小郡の遺跡 国境の境石 他歴史数々 小郡表紙